応用分野: 分散

平均

いま,nn 個のデータの値が x1,x2,,xnx1,x2,,xn とあるとき,その平均 ˉx¯x

ˉx=1n(x1+x2++xn)=1nni=1xi¯x=1n(x1+x2++xn)=1nni=1xi  

で定義される.(和記号Σ参照)

取り扱うデータが確率変数XXである場合,平均をE(X)E(X)という表現を用いて

E(X)=1nni=1xiE(X)=1nni=1xi

定義される.この平均のことを期待値ともいう.E(X)E(X)EEExpected Value(期待値)の頭文字である.

確率関数 f(x)f(x) を用いると

  • 離散型確率変数の場合:E(X)=ni=1xif(xi)E(X)=ni=1xif(xi)
  • 連続型確率変数の場合:E(X)=xf(x)dxE(X)=xf(x)dx

■例

10個のデータ

55,77,1111,44,88,1515,99,88,1010,1111

平均 ˉx¯x

ˉx=110(5+7+11+4+8+15+9+8+10+11)¯x=110(5+7+11+4+8+15+9+8+10+11)

=8.8=8.8

となる.

個々のデータを幅が1で高さがデータ値となる長方形を図のように横に並べると,平均は10個の長方形の面積の和と同じ面積になる幅が10の長方形の高さになる.

 

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 最終更新日: 2024年2月9日

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