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応用分野: 質点系の質量中心正規分布母平均(population mean)推定量(estimator)標本の平均と分散の期待値不偏分散標準化二項分布ポアソン分布t分布カイ2乗分布続きを見る

平均 (mean, average)

データ全体の特徴を表す代表値として用いられる量の一つが平均 (mean, average) である.平均の求め方には,算術平均,加重平均,幾何平均などがあり,状況によって使い分ける. n 個のデータ x1, x2, x3, , xn があるとき,平均 x¯ は以下のように定義される.

  • 算術平均 (arithmetical mean)
    個々のデータ xi の総和をデータの個数 n で割った値

    x¯ =1n ( x1+ x2+ + xn ) =1n i=1n xi   (参照:和記号Σ

    通常,平均値はこの算術平均を意味する.

  • 加重平均 (weighted arithmetical mean)
    個々のデータに重み wi を掛けて総和をとり,重みの和で割った値

    x¯ = w1x1+ w2x2+ + wnxn w1+ w2+ + wn = i=1n wixi i=1n wi


  • 幾何平均 (geometric mean)
    個々のデータの総乗の n 乗根の値

    x¯ = x1x2xn n = i=1n xi 1n

    ※ 幾何平均は正のデータ値しか扱えないことに注意.

■ 算術平均の例

10個のデータ

5 , 7 , 11 , 4 , 8 , 15 , 9 , 8 , 10 , 11

の算術平均 x¯

x ¯ = 1 10 ( 5+7+11+4+8+15+9+8+10+11 )
x ¯ =8.8

となる.

個々のデータを幅が1で高さがデータ値となる長方形を図のように横に並べると,平均は10個の長方形の面積の和と同じ面積になる幅が10の長方形の高さになる.


■ 確率変数の期待値

確率変数 X の実現値の平均のことを期待値 (expected value) といい, EX と表現する( E は期待値の英語表記 Expected value の頭文字である ).

確率変数 X 確率関数 fx とすると( x X の実現値 ),

  • 離散型確率変数の場合: EX= i=1n xifxi

  • 連続型確率変数の場合: EX= xfxdx

と定義される.確率関数の性質として,

i=1n fxi =1 (離散型確率変数)  または   fxdx =1 (連続型確率変数)

であるので,上式は, fx を重みとして加重平均をとったものと考えることができる.離散型確率変数の場合において,すべての実現値が等確率で起こるならば, fxi=1n となり,期待値 EX は算術平均で求められる.


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 最終更新日: 2026年3月11日

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