平均 (mean, average)
データ全体の特徴を表す代表値として用いられる量の一つが平均 (mean, average) である.平均の求め方には,算術平均,加重平均,幾何平均などがあり,状況によって使い分ける.
個のデータ
があるとき,平均
は以下のように定義される.
- 算術平均 (arithmetical mean)
個々のデータ
の総和をデータの個数
で割った値
(参照:和記号Σ)
通常,平均値はこの算術平均を意味する.
- 加重平均 (weighted arithmetical mean)
個々のデータに重み
を掛けて総和をとり,重みの和で割った値
- 幾何平均 (geometric mean)
個々のデータの総乗の
乗根の値
※ 幾何平均は正のデータ値しか扱えないことに注意.
■ 算術平均の例
10個のデータ
,
,
,
,
,
,
,
,
,
の算術平均
は
となる.
個々のデータを幅が1で高さがデータ値となる長方形を図のように横に並べると,平均は10個の長方形の面積の和と同じ面積になる幅が10の長方形の高さになる.
■ 確率変数の期待値
確率変数
の実現値の平均のことを期待値 (expected value) といい,
と表現する(
は期待値の英語表記 Expected value の頭文字である
).
確率変数
の確率関数を
とすると(
は
の実現値
),
- 離散型確率変数の場合:
- 連続型確率変数の場合:
と定義される.確率関数の性質として,
(離散型確率変数)
または
(連続型確率変数)
であるので,上式は,
を重みとして加重平均をとったものと考えることができる.離散型確率変数の場合において,すべての実現値が等確率で起こるならば,
となり,期待値
は算術平均で求められる.
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最終更新日:
2026年3月11日