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応用分野: 線形写像1次独立であるための必要十分条件1次従属であるための必要十分条件正則行列であるための必要十分条件

必要十分条件

命題 P Q 」が真であるとき

P Q であるための十分条件

Q P であるための必要条件

という.

●命題「 P Q 」,「 Q P 」が共に真であるとき

P が意味することと, Q が意味することは同じになり, P Q 同値であるといい

PQ

と表す.

(1)  命題「 P Q 」が真より, Q P であるための必要条件になる.

(2) 命題「 Q P 」が真より, Q P であるための十分条件になる.

(1),(2)より, Q P であるための必要条件であり,かつ,十分条件であるので

Q P であるための必要十分条件

という.同様に考えると

P Q であるための必要十分条件

ともいえる.

例えば,「ある数が 4 で割り切れる」ための必要十分条件は「ある数が 4 の倍数である」ことである.

P Q であるための必要十分条件であることを示すには,「 P Q 」と「 Q P 」が共に真であることを証明すればよい.

命題「 P Q 」が真であるとき,その逆の命題「 Q P 」が真であるとは限らない.

例えば,「 4 の倍数ならば偶数である」という命題は正しく真であるが,その逆の命題である「偶数ならば 4 の倍数である」は偶数である 6 4 の倍数ではなく,正しくないので偽である.

 

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最終更新日 2025年11月28日

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