,
が存在するとき,次式が成り立つ.
- ⇒ 証明
- (
:定数) ⇒ 証明
-
⇒ 証明
-
(
)
⇒ 証明
上記の性質を証明するには,ε-δ論法による極限の定義を使うことになるので,ε-δ論法による極限の定義を以下に述べる
■定義
の近くで定義された関数において,任意の正数
に対して,適当な正の数
があって,
のすべての
について
となるならば,これを
のときあるいは
とかき,をのときの極限値という
引用元:田島一郎,イプシロン・デルタ.共立出版,1978年,p2
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●定義の解説
より,はに限りなく近づいた値も含まれることになる.このときでもが成り立たなければならない.また,は任意の正数なので,はに限りなく近い場合も含まれる.この場合,は限りなくに近づくことになる.
よって
のすべての
についてとなる
という表現と
のときあるいは
は,同じことである.
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最終更新日 2023年12月19日