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limx→af(x) が存在し,c が定数のとき,次式が成り立つ.
limx→acf(x)=climx→af(x)
limx→af(x) が存在することより
limx→af(x)=α
とする.言い換えると以下のようになる.
任意の正数ε に対して,適当な正の数δ があって
0<|x−a|<δのすべてのx について|f(x)−α|<εとなる
上記前提の下で
|cf(x)−cα|=|c||f(x)−α|<|c|ε ・・・・・・(1)
となる.
|c|ε=ε′ とおくと,(1)は
|cf(x)−cα|<ε′
となる.c は定数,εは任意の正数より,ε′も任意の正数とみなすことができる.
整理すると
任意の正数ε′ に対して,適当な正の数δ があって
0<|x−a|<δのすべてのx について|cf(x)−cα|<ε′ となる
すなわち
limx→acf(x)=cα=climx→af(x)
が成り立つ.
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最終更新日 2023年12月20日