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応用分野: デルタ関数の近似微分 sinc(x)

sinc関数


y=sinc(x) のグラフ

次式で定義される関数

sinc(x)= 1 (x=0) sinxx (x0)      --- (1)

sinc(シンク)関数 という.上の定義から,sinc関数は偶関数である.


【sinc関数の性質】

limx0 sinc(x) = limx0 sinxx =1      --- (2)      導出

(sinc(x)) = 0 (x=0) cosxsinc(x)x (x0)      --- (3)      導出

sinc(x)dx =2 0 sinc(x)dx =π      --- (4)      導出


sinc関数の独立変数( x )を π でスケーリングした

sinc(πx)= 1 (x=0) sinπxπx (x0)

を正規化sinc関数といい,信号処理の分野でよく使用される(その分野では正規化sinc関数を sinc(x) と表すことがある).これに対して,式(1)の定義を非正規化sinc関数ということがある.


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最終更新日:2025年7月19日

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