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2次関数 y=x2y=x2 のグラフを原点を中心に xx 軸方向に 22 倍, yy 軸方向に 22 倍したグラフを表す関数を求めよ.
y=2x2y=2x2
関数
y=f(x)y=f(x)
のグラフを原点を中心として
xx
軸方向に
cc
倍 ,
yy
軸方向に
dd
倍 したグラフを表す関数は
yd=f(xc)yd=f(xc) ・・・・・・(1)
となる(グラフの拡大を参照).今回は c=2c=2 , d=2d=2 に対応する.よって y=x2y=x2 を
x→x2x→x2 , y→y2y→y2 ・・・・・・(2)
に書き換えて
y2=(x2)2y2=(x2)2
y=x22y=x22 ・・・・・・(3)
となる.これが求める関数である.
y=x2y=x2 上の点 PP を原点を中心に xx 軸方向に 22 倍, yy 軸方向に 22 倍したものを点 QQ とし,点 PP , QQ の座標をそれぞれ (r,s)(r,s) , (x,y)(x,y) とすると
{x=2ry=2s{x=2ry=2s →→ (x,y)=(2r,2s)(x,y)=(2r,2s) ・・・・・・(4)
の関係がある.これは点 QQ を点 PP の座標の値を用いて表しているが,逆に点 PP の座標を,点 QQ の座標の値 xx , yy を使って表すと
{r=x2s=y2⎧⎪⎨⎪⎩r=x2s=y2 →→ (r,a)=(x2,y2)(r,a)=(x2,y2) ・・・・・・(5)
となる.(5)は上記の(2)に対応する.
点 PP は y=x2y=x2 上の点であるので
s=r2s=r2 ・・・・・・(6)
の関係がある.この(6)の rr と ss に(5)の関係を代入すると
y2=(x2)2y2=(x2)2
y=x22y=x22 ・・・・・・(7)
が得られる.(7)は xx と yy の関係を表している.すなわち,この(7)が y=x2y=x2 のグラフを原点を中心に xx 軸方向に 22 倍, yy 軸方向に 22 倍したグラフを表す関数である.
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最終更新日:2025年2月9日