2次関数のグラフの原点対称に関する問題
■問題
2次関数
のグラフを原点に関して対称移動したグラフを表す関数を求めよ.
■動画解説
■答
■ヒント
関数
のグラフを 原点に関して対称移動したグラフを表す関数は
である.(グラフを
原点に関して対称移動した関数を参照のこと)
■解説

関数
のグラフを 原点に関して対称移動したグラフを表す関数は
・・・・・・(1)
となる.よって,
を
,
・・・・・・(2)
に書き換えて
・・・・・・(3)
となる.これが求める関数である.
●基本に立ち返って解く方法
上の点
を原点に関して対称移動したものを点
とし,点
,
の座標をそれぞれ
,
とする.点
の
座標の値と
座標の値は点
の
座標の値
と
座標の値
にそれぞれ
を掛けたものとなる.すなわち
・・・・・・(4)
の関係がある.これは点
を点
の座標の値を用いて表しているが,逆に点
の座標を,点
の座標の値
,
を使って表すと
・・・・・・(5)
となる.(5)は上記の(2)に対応する.
点
は
上の点であるので
・・・・・・(6)
の関係がある.この(6)の
と
に(5)の関係を代入すると
・・・・・・(7)
となる.
の形に式を変形して
・・・・・・(8)
が得られる.(8)は
と
の関係を表している.すなわち,この(8)が
のグラフを
軸に関して対称移動したグラフを表す関数である.
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最終更新日:
2025年2月9日