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定数係数線形微分方程式は微分演算子 f(D) を用いると
f(D)y=F(x)・・・・・・(1) ( F(x) は x の関数である)
と表すことができる.
(1)のf(D) を数式と同じように扱って,微分方程式の特殊解を
y=1f(D)F(x) ・・・・・・(2)
と表すと,とても便利である.
微分演算子f(D) を y にほどこすとF(x)が得られ,1f(D) をF(x)にほどこすと y が得られる.
要するに1f(D) はf(D) の逆の操作を意味するので,1f(D) のことを逆演算子という.
演算子D の逆演算子は
1D
演算子D−α の逆演算子は
1D−α
演算子(D−α)(D−β) の逆演算子は
1(D−α)(D−β)
となる.
また,(2)の両辺にf(D)をほどこすと
f(D)y=f(D)[1f(D)F(x)]
となる.(1)より
F(x)=f(D)[1f(D)F(x)]
となる.さらに右辺の[ ]を省略して
F(x)=f(D)1f(D)F(x)
と表すことにすると
f(D)1f(D)=1
となる.
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学生スタッフ作成
最終更新日:
2023年6月9日