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応用分野: 2階定数係数同次微分方程式の解

証明

2階定数係数同次微分方程式

y+ay+by=0

の一般解は,特性方程式  t2+at+b=0の解によって以下のようになる.

(3)虚数解 λ±μi の場合

y=c1eλxsinμx+c2eλxcosμx

■証明

特性方程式が虚数解 λ±μi をもつ場合,特性方程式  f(t)

f(t)={D(λ+μi)}{D(λμi)}

と表わせる.よって,微分演算子を用いると,2階定数係数同次微分方程式は

f(D)y=0

{D(λ+μi)}{D(λμi)}y=0   ・・・・・・(1)

となる.実数解αβ のときの証明より

(Dα)(Dβ)=0  の一般解はy=c1eαx+c2eβx であるので

α=λ+μiβ=λμi とすると(1)の一般解は次のようになる.

y=p1e(λ+μi)x+p2e(λμi)x

=p1eλxeiμx+p2eλxeiμx  ・・・・・・(2) ( p1 p2 は任意定数)

ここでオイラーの公式

eix=cosx+isinx

eix=cosxisinx

を利用して(2)を変形すると

y=p1eλx(cosμx+isinμx)+p2eλx(cosμxisinμx)

=i(p1p2)eλxsinμx+(p1+p2)eλxcosμx

c1=i(p1p2)c2=(p1+p2) とおくと

y=c1eλxsinμx+c2eλxcosμx

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学生スタッフ作成
 最終更新日: 2023年6月12日

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