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定数係数線形微分方程式
f(D)y=hsinax+kcosax
について(1) f(ia)≠0 ならば,この微分方程式は
y=Asinax+Bcosax
という形の特殊解をもつ.
f(D)y=hsinax+kcosax
両辺をf(D) で割ると
y=1f(D)(hsinax+kcosax)
=1f(D)hsinax+1f(D)kcosax
=h1f(D)sinax+k1f(D)cosax ・・・・・・(1)
ここで,1f(D)eiax を計算する.
1f(D)eiax=1f(ia)eiax (∵f(ia)≠0 逆演算子の公式)
1f(ia)=C+iE とすると
1f(ia)eiax=(C+iE)eiax
=(C+iE)(cosax+isinax)
ところで
1f(D)eiax=1f(D)(cosax+isinax) (∵オイラーの公式)
であるので
この式の実部と虚部を比較すると
1f(D)cosax=Ccosax−Esinax
1f(D)sinax=Csinax+Ecosax
この2つの式を(1)に代入すると
hC−kE=A ,hE+kC=B とおくと
y=Asinax+Bcosax
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学生スタッフ作成
最終更新日:
2024年5月17日