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関数 において,変数 の微小の増分 に対して, を の微分といい, で表す.
・・・・・・(1)
変数 の微小の増分 , 変数 の微小の増分 に対応する の微小の増分 , の微分 , の微分 の関係を右図に示す.
の値が小さくなるにしたがって, の値は1に近づく. すなわち, と が等しくなる.
また,重要な関係式として,
・・・・・・(2)
がある.
は独立変数なので をそのまま対応させる関数 とすることにより の微分 について考えてみる.
という関数においては, となるので(1)より,
・・・・・・(3)
となる.さらに より となるので(3)は,
・・・・・・(4)
となる.すなわち,
変数 の微分 は変数 の微小の増分 のことである.
(1),(4)より,
・・・・・・(5)
となる.また, より,
・・・・・・(2)
となる.
また, なので(5)より,
・・・・・・(6)
と表すことができる.
ここで示した,, , , を微分形式という.
最終更新日: 2018年4月2日