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複素平面上の2点P ,Qを結ぶ経路C があり,経路Cが経路C 上のn−1 個の点でn 個に分割されているとする.点 P側からn−1 個の点をP1 ,P2 ,⋯ ,Pn−1 とし,点 P を P0,点 Q をPn とも呼ぶことにする.経路 C上の一部Pi−1 とPi(i=1,2,⋯,n) の間の経路上に点Ci がある.
点Piの複素数の値を zi ,点Ciの複素数の値を ci とする.
複素関数 f(z) において
limn→∞n∑k=1f(ci)Δzi
(ただし,Δzi=zi−zi−1 )
の値を
∫Cf(z)dz
と表し,経路C に沿う積分と定義する.C を積分経路という.
曲線 C が滑らかな曲線で
z =x+iy =x(t)+iy(t)=z (t)
f(z)=u(x,y)+iv(x,y)
と表すことにすると
∫Cf(z)dz =∫C {(u+iv)(dx+idy)}
=∫C (udx+iudy+ivdx−vdy)
=∫C {udx−vdy+i (udy+vdx)}
=∫C (udx−vdy)+i∫C (udy+vdx)
=∫βα (udxdt−vdydt)dt+i∫βα (udydt+vdxdt)dt
(ただし z0=z(α) , zn=z(β) )
となる.
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最終更新日: 2023年2月25日