図1
平面において, 軸に実数, 軸に虚数を対応させて,複素数を表したものを複素平面という.または,複素数平面,ガウス平面ともいう.そして, 軸のことを実軸, 軸のことを虚軸という.
複素数 を複素平面上に表したものが,図1である.
図2
複素平面上で複素数 を表す点 を と書く.複素数 を表す点を単に点 という場合もある.
すなわち,複素平面上の原点 から点 までの距離 を複素数 の 絶対値と定義している.
また, 軸の正方向と原点 と点 の結ぶ直線 のなす角を (一般角と同様に定義している) とすると,この を の偏角といい, で表す.
(ただし, , )
を と を用いても表すことができる.
この表現方法を の極形式という.
最終更新日: 2025年11月21日