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行列B=(bij)の転置行列を行列D=(dji) とする.
また,A+B=E=(eij) とし,
行列 E=(eij) の転置行列をF=(fji) とする.
式で表すと
At=C,Bt=D,Et=F
となる.行列の各成分では
aji=cij ,bji=dij,eji=fij,eij=aij+bij
の関係となる.したがって
(A+B)t=Et
=F
=(fji)
fji=eij=aij+bij=cji+dji より
=(cji+dji)
行列の和の定義より
=(cji)+(dji)
=C+D
=At+Bt
となり
(A+B)t=At+Bt
が成り立つ.
A=(a11a12a21a22) ,B=(b11b12b21b22)
とする.
(A+B)t=(a11+b11a12+b12a21+a21a22+b22)t
転置行列では行と列が入れ換わるので
=(a11+b11a12+b12a21+a21a22+b22)
行列の和の定義より
=(a11a22a12a22)+(b11b21b12b22)
=At+Bt
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最終更新日: 2024年11月22日