線形重回帰分析における「変動の分解」
,
,・・・, ,
のデータの組が
個あるとする.
| データNo. |
データ
(説明変数1) |
データ
(説明変数2) |
・・・ |
データ
(説明変数m) |
データ
(目的変数) |
| 1 |
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・・・ |
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| 2 |
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・・・ |
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| 3 |
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・・・ |
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・・・ |
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このデータから求められる線形重回帰式は
・・・・・・(1)
で表されるとすると
・・・・・・(2)
ただし
・・・・・・(3)
・・・・・・(4)
・・・・・・(5)
・・・・・・(6)
残差:
・・・・・・(7)
備考:
,
(証明の(43),(41)を参照のこと)
の関係がある.
:全変動(Total Variation),あるいは,全平方和(Total Sum of Squares)(以下,TSSと表記)
:回帰変動(Regression Variation),あるいは,回帰平方和(Regression Sum of Squares,あるいは,Sum of Squares due to Regression)(以下,SSRと表記)
:残差変動(Residual Variation),あるいは,残差平方和(Residual Sum of Squares ( RSS),あるいは,Sum of Squared Errors)(以下,SSEと表記)
を用いて(2)を書き替えると
全変動(TSS)=回帰変動(SSR)+残差変動(SSE) ・・・・・・(8)
のような表現もある.(2),(3)の関係を変動の分解という.
■証明
(6)より
となる連立方程式が得られる.行列を使って表わすと
・・・・・・(9)
となる.
とおくと,(9)は
・・・・・・(13)
のように表せる.
・・・・・・(14) ,
・・・・・・(15)
とおくと,(7)より
・・・・・・(16)
が得られる.
残差平方和
は
・・・・・・(17)
となる.ベクトルを用いて表すと,(15)より
・・・・・・(18)
となる. (ベクトルの大きさを参照)
回帰式では,
が最小(極小)となるとなるように
,
,
,・・・,
が求められている.よって,が極小となるときに成り立つ式
を満たす ,
,
,・・・
,
を求めればよい.
備考:残差平方和の特徴として,極小は存在するが,極大は存在しない.よって,(19),(20),(21),(22)を満たすのは極小のときのみである.
(19)と(18)より
・・・・・・(23)
が得られる.(23)
を以下のように式変形をする.
・・・・・・(24)
(20)と(18)より,同様にして,以下の式が得られる.
・・・・・・(25)
(21)と(18)より,同様にして,以下の式が得られる.
・・・・・・(26)
(22)と(18)より,同様にして,以下の式が得られる.
・・・・・・(27)
行列を用いて,(24),(25),(26),(27)を1つの式にまとめると
・・・・・・(28)
となる.この式をさらに変形をする.
(13)を代入する.
(16)を用いると
・・・・・・(29)
が得られる.
の各列を
とおくと,(29)より
の関係が得られる.
を
,
,
,・・・,
を使って表わすと
・・・・・・(38)
となる.
(38)を用いて,以下のような計算をする.
この転置行列の性質を用いると
この転置行列の性質を用いると
この行列の性質を使うと
(34),(35),(36),(37)より
・・・・・・(39)
(
関しては,内積を参照)
の関係が成り立っている.
の計算をすると
(ベクトルの大きさと内積の関係を参照)
(15)の関係を用いると
内積の計算の基本則を用いると
・・・・・・(40)
となる.
(34)を以下のように式変形をする.
・・・・・・(41)
すなわち,残差の平均
は0となる.
(7)を用いて以下の計算をする.
(3),(4),(5)より
・・・・・・(42)
(41),(42)より
・・・・・・(43)
の関係が得られる.
全変動
の計算を以下のように進める.
・・・・・・(44) とおくと
(43) と(41)を用いると以下のように式変形できる.
,
を次のように定義する.
以上より,(2)が証明された.
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最終更新日:
2026年5月20日