級数の収束性(1)
である正項級数
において
・・・・・・(1)
が存在するとき
-
ならば
は収束する
-
ならば
は発散する
■証明
が存在するので,任意の正の
に対して
,ある
が存在し,
では
・・・・・・(2)
が成り立つ.
を用いると
・・・・・・(3)
と書き換えられる.
はある自然数であるから
・・・・・・(4)
となる定数
が存在する.
・・・・・・(5)
とおくと
・・・・・・(6)
と表せる.
より,
は単調増加する.
について検討する.
●
のとき
正項級数なので,より,
である.よって,
となる.
したがって,
となる
を取れば,
となる
.
(2)より
・・・・・・(7)
よって
・・・・・・(8)
(5)を用いると
・・・・・・(9)
と書き換えられる.
初項は
,公比は
,
は第
項である.等比数列の和より
・・・・・・(10)
よって,(9)は
・・・・・・(11)
となる.
と(11)より
・・・・・・(12)
となり
のとき,
ならば,
となる.
よって
・・・・・・(13)
となる.
は単調増加で,かつ,(12),(13)より上に有界である.よって
・・・・・・(14)
となる有限な正の定数
が存在する.
したがって(3),(4),(6),(14)より
・・・・・・(15)
となり,収束する.
●
のとき
となる
をとると,
となる
(2)より
・・・・・・(16)
よって
・・・・・・(17)
(5)を用いると
・・・・・・(18)
と書き換えられる.
初項は
,公比は
,
は第
項である.等比数列の和より
(18)より
・・・・・・(19)
のとき,
ならば,
,また,
となるので
・・・・・・(20)
となり
・・・・・・(21)
となる.
したがって(3),(4),(6),(21)より
・・・・・・(22)
となり発散する.
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最終更新日:
2026年5月22日