次の微分方程式の一般解を求めなさい.
dydx=yx
y=Ax (ただしA は任意定数)
変数分離形微分方程式を参照
変数分離形方程式の解法 その3 のように形式的な変形をする
両辺にdx をかけて
dy=yxdx ・・・・・・(1)
(1)をy で割って
1ydy=1xdx
両辺を積分すると
∫1ydy=∫1xdx+C
log|y|=log|x|+C
(ただしC は任意定数)
⇒積分の基本公式はこちら
log|y|=log|x|+C ・・・・・・(1)
対数の性質より(1)の左辺は
log|y|−log|x|
=log|y||x|
=log|yx|
loge=1 より,(1)式の右辺は
C=Cloge
さらに対数の性質より
Cloge=logeC
よって
log|yx|=logeC
以上より
|yx|=eC
yx=±eC
±eC=A≠0 とおいて,整理すると
yx=A
y=Ax
したがって
y=Ax ・・・・・・(2)
(2)において,A=0 に相当する.
ホーム>>カテゴリー分類>>微分>>微分方程式>>変数分離形微分方程式に関する問題>> dydx=yx
最終更新日: 2023年6月29日
[ページトップ]
利用規約
google translate (English version)