問題を解くのに必要な知識を確認するにはこのグラフ図を利用してください.

基本的な行列の問題

■問題

次の行列の固有値を求めよ.

1222212222122221

 

■計算

AλE=1λ22221λ22221λ22221λ

行列式の計算則を用いて1行+2行,1行+3行,1行+4行の計算をする.

=5λ5λ5λ5λ21λ22221λ22221λ

1行目の成分はすべて5λ であるから,定数倍の性質を用いて5λをくくりだす.

=5λ111121λ22221λ22221λ

行列式の計算則を用いて2行+1行×2,3行+1行×2,4行+1行×2の計算をする.

=5+λ111103λ00003λ00003λ

次数下げの計算を用いて,行列式の次数を1つ下げる.

=5+λ3λ0003λ0003λ

定数倍の性質を用いて1行目を簡単にして,次数下げの計算で行列式の次数を1つ下げる.

=5+λ3λ3λ003λ

=5+λ3λ3 =0となる.

よって,行列式の固有値はλ=5λ=3となる.

 

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作成:学生スタッフ

最終更新日: 2022年9月6日

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