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z=f(x,y) , x=rcosθ , y=rsinθ のとき
∂2z∂x2+∂2z∂y2=∂2z∂r2+1r∂z∂r+1r2∂2z∂θ2
となることを示せ.
右辺を変形して左辺を導く.
x,yを rとθでそれぞれ2回偏微分する. 求めた式を 合成関数の1次偏導関数の公式と 合成関数の2次偏導関数の公式に 代入する.
x を r で偏微分すると
∂x∂r=cosθ
となる.これを更に r で偏微分すると
∂2x∂r2=∂∂r(∂x∂r)=∂∂r(cosθ)=0
となる.
同様の手順で yをrで偏微分を繰り返すと
∂y∂r=sinθ
∂2y∂r2=∂∂r(∂y∂r)=∂∂r(sinθ)=0
となる.
θ についても同様に偏微分すると
∂x∂θ=−rsinθ
∂2x∂θ2=∂∂θ(∂x∂θ) =∂∂θ(−rsinθ)=−rcosθ
∂y∂θ=rcosθ
∂2y∂θ2=∂∂θ(∂y∂θ) =∂∂θ(−rcosθ)=−rsinθ
以上の結果と合成関数の1次偏導関数の公式と合成関数の2次偏導関数の公式より
1r∂z∂r=1r{fx∂x∂r+fy∂y∂r}
=1r{fx(rcosθ)+fy(rsinθ)}
=1r{rfxcosθ+rfysinθ}
=fxcosθ+fysinθ ・・・・・・(2)
したがって,(1),(2),(3)より
∂2z∂r2+1r∂z∂r+1r2∂2z∂θ2
=fxx+fyy
=∂2z∂x2+∂2z∂y2
となり
∂2z∂x2+∂2z∂y2=∂2z∂r2+1r∂z∂r+1r2∂2z∂θ2
が成り立つ.
学生スタッフ作成
最終更新日: 2023年9月1日