問題を解くのに必要な知識を確認するにはこのグラフ図を利用してください.

積分の問題(応用)

■問題

y=x+ x 2 +5 逆関数 y=f(x) とする.

(1) f(x) を求めよ.

(2)定積分 5 5 f(x)dx を求めよ.

■答

(1) f(x)= x 2 5 2x  

(2) 5 5log5 4

■解説

(1) y=x+ x 2 +5 x について解く.

yx= x 2 +5

ここで, yx 0 に注意する.

両辺を2乗すると,

( yx ) 2 = ( x 2 +5 ) 2

y 2 2xy+ x 2 = x 2 +5

x について解くと,

y 2 2xy+ x 2 = x 2 +5

y 2 2xy=5

2xy=5 y 2

x= 5 y 2 2y = y 2 5 2y ・・・・・・(1)

ここで, y=x+ x 2 +5 の定義域を考える.

y=x+ x 2 +5 のグラフを以下に示す.

定義域:実数全体 (ちなみに値域は, y>0

逆関数を求めるために(1)式の x y を入れ替えると,

y=f(x)= x 2 5 2x

逆関数 y= x 2 5 2x のグラフを以下に示す.

逆関数を求める際に x y を入れ替えているので,逆関数の定義域は元の関数の値域になる.

よって,逆関数の定義域は x>0 となる.

(ちなみに値域は,実数全体)

y=f( x)= x 2 5 2x

よって, yx= x 2 +5 の逆関数は,(1)の x y を入れ替えて y= x 2 5 2x となる(青線のグラフ)

(2)(1)より,定積分 5 5 f(x) dx を求めると,

5 5 f(x) dx

= 5 5 x 2 5 2x dx

= 5 5 ( x 2 5 2x ) dx

= [ 1 4 x 2 5 2 logx ] 5 5

= 1 4 5 2 5 2 log5 ( 1 4 5 2 5 2 log 5 )

= 25 4 5 2 log5 5 4 + 5 2 log 5

= 20 4 5 2 log5+ 5 2 log 5 1 2

=5 5 2 log5+ 1 2 5 2 log5

=5 5 2 log5+ 5 4 log5

=5 5log5 4

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最終更新日: 2023年11月24日

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