問題を解くのに必要な知識を確認するにはこのグラフ図を利用してください.

基本的な指数不等式の問題

■問題

次の指数不等式を解け.

5 x + 5 x 2

■答

すべての実数 x において成り立つ.等号成立は x=0

■ヒント

指数 x が実数の場合 5 x >0 5 x >0 より相加平均・相乗平均の関係を考える.

■解き方

与式の左辺は 5 x という底が 5 ,指数が x の関数と, 5 x という底が 5 ,指数が x の関数の和になっている.

指数 x が実数の場合 5 x >0 5 x >0 より相加平均・相乗平均の関係を考える.

5 x + 5 x 2 5 x × 5 x

指数法則より右辺を計算すると,

5 x + 5 x 2

となる.

上式よりすべての実数 x で成り立つ.

等号成立は, 5 x = 5 x より

x=0

となる.

よって,求める不等式の範囲はすべての実数 x ,等号成立は x=0

となる.

別解として,与式の右辺を左辺に移項すると

5 x + 5 x 20

指数法則を用いて,左辺を変形すると

5 2 x 2+ 5 2 x 0

5 x 2 2+ 5 x 2 0

5 x 5 x 2 0

となり,不等式がすべての実数 x で成り立っていることが分かる.

等号成立は, 5 x 5 x =0 より

x=0

となる.

よって,求める不等式の範囲はすべての実数 x ,等号成立は x=0

としてもよい.

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作成:学生スタッフ

最終更新日: 2025年10月3日

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