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以下のような逆演算子は,部分分数に分解することが出来る.
1(1−aD)(1−bD)=1a−b{a(1−aD)−b(1−bD)} ・・・・・・(1)
1(1−at)(1−bt)
を因数分解すると
1(1−at)(1−bt)=1a−b(a1−at−b1−bt) ・・・・・・(2)
となる.(2)の右辺を通分して整理すると
1(1−at)(1−bt)=1a−b{a(1−bt)−b(1−at)}(1−at)(1−bt) ・・・・・・(3)
となる.(4)の左辺と右辺の分母は同じであることより
1a−b{a(1−bt)−b(1−at)}=1 ・・・・・・(4)
が成り立つ.微分演算子は,多項式の同様に,和,差,定数倍,積が成り立つので
1a−b{a(1−bD)−b(1−aD)}=1 ・・・・・・(5)
が成り立つ.F(x) に(5)の両辺の微分演算子をほどこすと
1a−b{a(1−bD)−b(1−aD)}F(x)=1⋅F(x) ・・・・・・(6)
更に,(6)の両辺に1(1−aD)(1−bD) をほどこすと
(∵微分演算子の差より)
(∵この公式)
(∵この公式,および,1f(D)f(D)=1 )
1a−b{a(1−aD)−b(1−bD)}F(x)=1(1−aD)(1−bD)F(x) ・・・・・・(7)
となる.(7)より
1(1−aD)(1−bD)=1a−b{a(1−aD)−b(1−bD)}
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学生スタッフ作成
最終更新日:
2023年6月27日