陰関数の微分
■f(x,y)を2変数の関数とするとき
2変数x,yの間に
f(x,y)=0
のような関係がある場合,y
を
x
の関数(陰関数)と考えて,与式の両辺を
xで微分すれば
ddxf(x,y(x))=ddx0
すなわち
fx+fydydx=0
となる.
fy≠0
のとき
dydx=−fxfy
さらに
d2ydx2=−fxxf2y−2fxyfxfy+fyyf2xf3y
⇒導出
となる.
■
f(x,y,z)
の3変数の関数とするとき
x,y,z
の間に
f(x,y,z)=0
のような関係がある場合,
z
を
x
と
y
の関数(陰関数)と考えると
f(x,y,z(x,y))=0
とあらわすことができる.この両辺を
x
および
y
で偏微分すれば
fx+fz∂z∂x=0
fy+fz∂z∂y=0
となる.
fz≠0
のとき
∂z∂x=−fxfz
∂z∂y=−fyfz
となる.
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最終更新日:
2024年5月25日