増減表
増減表とは,関数
のグラフの概略を描くために, の符号を求めて関数 の増加および減少の様子を表にまとめたものである.
上記の増減表からグラフの概略を描くと,下の図のようになる.
第2次導関数まで使った増減表⇒変曲点とグラフの凹凸を参照
■増減表の書き方
関数
を例に増減表の一般的な書き方を説明する.
-
を満たす
の値を求める.(
を満たす の値で関数 は極大あるいは極小になる.)
よって,
を満たす
の値は,
である.
求めた範囲で増減表を作成すると下のようになる.
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
- 次に, の符号と書き加え,の増減を矢印で示す.(
では関数 は増加し,
では関数 は減少する.)
|
|
|
|
|
|
|
+ |
|
- |
|
+ |
|
|
|
|
|
|
- 最後に極値の値を求める.
|
| |
|
|
|
|
+ |
|
- |
|
+ |
|
|
|
|
|
|
下に 関数
のグラフを示す.上の増減表と比較してみよう.
ホーム>>カテゴリー分類>>微分>>増減表
最終更新日:
2024年6月14日