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関数f(x) が減少している区間では,微分係数f′(x) は
f′(x)<0
となる.
関数f(x) が減少している区間の任意の2つの数x1 ,x2 において,x1<x2 のとき
f(x1)>f(x2)
であるので
x2−x1>0 ,f(x2)−f(x1)<0
となる.
よって,x の値がx1からx2 に変化したときの平均変化率の値は
f(x2)−f(x1)x2−x1<0
となる.
x2 をx1 に限りなく近づけると,平均変化率の値は,関数f(x) のx1 における微分係数となる.式で表すと
f′(x1)=limx2→x1f(x2)−f(x1)x2−x1
となる.
一方,x2 をx1 に限りなく近づけても,x1<x2 ならばf(x1)>f(x2) の関係は保たれる.
よって
f′(x1)<0
が成り立つ.関数が減少している区間の任意の数x1 をx で置き換えてもよい.
したがって,関数f(x) が減少している区間では,微分係数f′(x) は
f′(x)<0
が成り立つ.
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最終更新日: 2023年5月30日