Loading [MathJax]/jax/output/CommonHTML/jax.js
関連するページを見るにはこのグラフ図を利用してください.
応用分野: 関数の増減

関数が減少する場合の微分係数の値

関数f(x)  が減少している区間では,微分係数f(x)  は

f(x)<0  

となる.

■証明

関数f(x)  が減少している区間の任意の2つの数x1x2 において,x1<x2  のとき

f(x1)>f(x2)  

であるので

x2x1>0  ,f(x2)f(x1)<0

となる.

よって,x  の値がx1からx2 に変化したときの平均変化率の値は

f(x2)f(x1)x2x1<0

となる.

x2x1 に限りなく近づけると,平均変化率の値は,関数f(x)  のx1 における微分係数となる.式で表すと

f(x1)=limx2x1f(x2)f(x1)x2x1  

となる.

一方,x2x1 に限りなく近づけても,x1<x2 ならばf(x1)>f(x2)  の関係は保たれる.

よって

f(x1)<0  

が成り立つ.関数が減少している区間の任意の数x1x で置き換えてもよい.

したがって,関数f(x)  が減少している区間では,微分係数f(x)  は

f(x)<0  

が成り立つ.


ホーム>>カテゴリー分類>>微分>>関数の増減>>関数が減少する場合の微分係数の値

最終更新日: 2023年5月30日

[ページトップ]

金沢工業大学

利用規約

google translate (English version)