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AAと BBが l×ml×m 行列, CCが m×nm×n行列ならば
(A+B)C=AC+BC(A+B)C=AC+BC
A=(a11a12⋯a1ma21a22⋯a2m⋮⋮⋱⋮al1al2⋯alm) ,B=(b11b12⋯b1mb21b22⋯b2m⋮⋮⋱⋮bl1bl2⋯blm) ,C=(c11c12⋯c1nc21c22⋯c2n⋮⋮⋱⋮cm1cm2⋯cmn)
とし,
A+B=D=(dij) ,dij=aij+bij
とする.
(A+B)C の(i,j) 成分eij は,行列の積の定義より
eij =m∑k=1dkjcik
=m∑k=1(akj+bkj)cik
=m∑k=1(akjcik+bkjcik)
=m∑k=1akjcik+m∑k=1bkjcik
となる.
m∑k=1akjcik はAC の(i,j) 成分,m∑k=1bkjcik はBC の(i,j) 成分である.
したがって,行列の和の定義より
(A+B)C=AC+BC
が成り立つ.
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最終更新日: 2022年8月27日