Processing math: 100%
関連するページを見るにはこのグラフ図を利用してください.
応用分野: 解と係数の関係
問題リスト←このページに関連している問題です

2次方程式 ax2+bx+c=0(a0) の解き方

解の公式による解き方

x=b±b24ac2a    ( b24ac0  の場合,判別式を参照)

因数分解による解き方

まず下に示すように因数分解する(ここを参照).

ax2+bx+c=0  → (px+q)(rx+s)=0

これより,答えは

x=qp   ,sr

■考え方

2次方程式

ax2+bx+c=0 ・・・・・・(1)

2次関数

y=ax2+bx+c ・・・・・・(2)

においてy  の値が 0 の場合に相当する.これをグラフで示すと,方程式(1)を満たすx の値は, グラフ y=ax2+bx+cx  軸上の点に対応する.すなわち,方程式 ax2+bx+c=0 の解 x は,y=ax2+bx+cx 軸との交点の x 座標の値と考えることができる.2次方程式(1)の解を α,β とすると,(1)は因数定理x2 の係数がa より,

a(x-α)(x-β)=0 ・・・・・・(3)

と書きかえることができる.(3)式を展開すると,

  a(x-α)(x-β)=ax2-a(α+β)x+aαβ ・・・・・・(4)

となる.(1)と(4)の係数を比較すると

α+β=-ba ・・・・・・(5)

αβ=ca ・・・・・・(6)

の関係が得られる.これを解と係数の関係という.

(1)を(3)のように書き直すことができれば,2次方程式の解を求めることができる.

(1)を(3)のように書き直すと (式の変形はここを参照)

a(x+b+b24ac2a)(x+bb24ac2a)=0 ・・・・・・(7)

となる.よって,2次方程式 ax2+bx+c=0 の解は

x=b±b24ac2a ・・・・・・(8)

となる.(8)は2次方程式の解の公式である.

 

ホーム>>カテゴリー分類>>関数>>2次方程式の解き方

最終更新日: 2024年6月21日

[ページトップ]

金沢工業大学

利用規約

google translate (English version)