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応用分野: 定積分の基本式
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定積分の基本式(3) 関数の和

ba{f(x)±g(x)}dx =baf(x)dx±bag(x)dx

■導出

f(x),g(x)原始関数をそれぞれ F(x),G(x)とし

H(x)=F(x)+G(x)

とおく.

ddxH(x)=ddx{F(x)+G(x)}

=ddxF(x)+ddxG(x)

=f(x)+g(x)   (∵ここを参照)

すなわち,f(x)+g(x)の原始関数がH(x)である.

よって

ba{f(x)+g(x)}dx=H(b)H(a)

となる.ここで右辺を以下のように変形すると

=F(b)+G(b){F(a)G(a)}

=F(b)+F(a)+G(b)G(a)

=baf(x)dx+bag(x)dx

以上より

ba{f(x)+g(x)}dx=baf(x)dx+bag(x)dx

同様にして

ba{f(x)g(x)}dx=baf(x)dxbag(x)dx

 

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学生スタッフ作成
最終更新日: 2023年7月30日

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