関連するページを見るにはこのグラフ図を利用してください.
応用分野: 定積分の基本式
問題リスト←このページに関連している問題です

定積分の基本式(8) 奇関数の場合

a a f( x ) dx=0   ( f( x ) :奇関数)

■導出

a a f( x ) dx = a 0 f( x ) dx+ 0 a f( x ) dx   ・・・・・・(1)

右辺の第1項について, x=t とおき置換積分する.

dx dt =1 より, dx=dt   ( x:a0,t:a0 ) なので

a 0 f( x ) dx= a 0 f( t ) ( 1 )dt

= a 0 f( t ) dt

= 0 a f( t ) dt

 (∵ a b f( x ) dx= b a f( x ) dx  ここを参照)

f( x ) 奇関数なので f( t )=f( t ) となり

= 0 a f( t ) dt

また,変数を t から x に置き換えても積分値は変わらないので

= 0 a f( x ) dx

と表すことができる.よって,(1)式は以下のようになる.

a 0 f( x ) dx+ 0 a f( x ) dx

= 0 a f( x ) dx+ 0 a f( x ) dx =0

以上より

a a f( x ) dx=0

 

ホーム>>カテゴリー分類>>積分 >>定積分の基本式 >>定積分の基本式(8) 奇関数の場合  ( f( x ) :奇関数)

学生スタッフ作成
最終更新日: 2023年7月30日

[ページトップ]

金沢工業大学

利用規約

google translate (English version)