平面(薄板)の重心
図のような赤色の平面の重心
の座標
は
と計算できる.
■導出
まず,平面の質量を求める.
面積
を短冊状に分割し定積分の考え方を用いて求めると
・・・・・・(1)
(
の位置の微小な幅
の短冊状の面積は)
となる.面密度を
とすると質量は
・・・・・・(2)
次に,立体の重心の座標を求める.
「重心」の定義は「物体の各部分に働く重力の合力の作用点」であり,
軸と交わり
軸と重力の方向に垂直な回転軸の回りに関して「重力による力のモーメント」=「各々の力のモーメントの和(連続体の場合は積分)」が成り立たつ.力のモーメントの正方向が反時計回りの方向であることを考慮すると
(
は重力加速度の大きさ,
の位置の微小な幅
の短冊状の質量は
,重力は
)
定積分の定義より
(2)より
同様にして,重心の
座標
を求めることができる.
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学生スタッフ作成
最終更新日:
2023年11月15日