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応用分野: 指数計算の基本
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指数が実数の場合(指数を有理数から実数に拡張)

a > 0 で,指数 x が実数の場合, a x を以下のように定める.

x に限りなく近づく有理数の数列 r 1 , r 2 , r 3 , を考えると,数列 a r 1 , a r 2 , a r 3 , はある値に限りなく近づく.その値を a x と定める.

このように定めると, a r a r の指数 r が実数の場合でも,指数法則が成り立つ.

指数法則

a > 0 b > 0 r s は実数とするとき

  • a r · a s = a r + s
  • ( a r ) s = a r s
  • ( a b ) r = a r b r
  • a r a s = a r s
  • ( a b ) r = a r b r

例えば, 3 2 について説明する.

この場合, a = 3 x = 2 となる. 2 = 1.4142135 なので, 2 に限りなく近づく有理数の数列

1,1.4,1.41,1.414,1.4142,1.41421,1.414213,1.4142135,・・・・・・

を考え,この数列を指数とする3の累乗の数列は

3 1 3 1.4 3 1.41 3 1.414 3 1.4142 3 1.41421 3 1.414213 3 1.4142135 ,・・・・・・

となる.この数列の値は以下のようになり

3 1 = 3 3 1.4 = 4.655536 3 1.41 = 4.706965 3 1.414 = 4.727695 3 1.4142 = 4.728733 3 1.41421 = 4.728785 3 1.414213 = 4.728801 3 1.4142135 = 4.728804

ある一定の値に近づく.その値を 3 2 と定める.


■参考

[1]正の整数の場合,[2]0,負の整数の場合,[3]有理数の場合,[4]実数の場合

 

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最終更新日: 2025年4月26日

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