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x−2y+3xy′=0 ・・・・・・(1)
y=−x+3√Ax2 (A は任意定数)
同次形微分方程式 を参照
x−2y+3xy′=0 ・・・・・・(1)
(1)を変形すると
3xdydx=−x+2y
(1)の両辺をxで割ると
3dydx=−1+2yx ・・・・・・(2)
yx=v とおく.すなわち
y=vx ・・・・・・(3)
これをxで微分すると
dydx=v+xdvdx ・・・・・・(4)
(3),(4)を(2)に代入すると
3(v+xdvdx)=−1+2v
3v+3xdvdx=−1+2v
3xdvdx=−1−v
3xdv=−(1+v)dx
11+vdv=−13xdx
両辺を積分すると
∫11+vdv=−∫13xdx+C
(ただしCは任意定数)
log|1+v|=−13log|3x|+C
log|1+v|+13log|3x|=C
両辺に3を掛けると
3log|1+v|+log|3x|=3C
対数の性質より
log|1+v|3|3x|=3C
右辺の3C は3C=3Cloge=loge3C と変形できるので(∵loge=1)
log|1+v|3|3x|=loge3C
よって
|1+v|3|3x|=e3C
3x(1+v)3=±e3C
v を元に戻すと(v=yx )
3x(1+yx)3=±e3C
両辺を3で割ると
x(1+yx)3=±13e3C
さらに両辺にx2 をかけると
x3(1+yx)3=±13e3Cx2
(x+y)3=±13e3Cx2
±13e3C=A≠0 とおくと
(x+y)3=Ax2
x+y=3√Ax2
y=−x+3√Ax2 ・・・・・・(5)
A=0のとき,(5)は
y=−x ・・・・・・(6)
となる.
(6)が成り立つとき
dydx=−1 ・・・・・・(7)
(6),(7)を(1)の左辺に代入すると
x−2(−x)+3x⋅(−1)=0
となり,(6)は与式の微分方程式を満たすので、その解となる.
よって,(5)はA=0 も含めて微分方程式の解となる.
以上より,微分方程式の解は
y=−x+3√Ax2 (A は任意定数)
となる.
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最終更新日: 2023年6月19日