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(xy+x2)y′=y2
y=Ae−yx (ただしA は任意定数)
同次形微分方程式 を参照
(xy+x2)y′=y2
左辺を変形すると
x2(yx+1)dydx=y2
両辺をx2 で割ると
(yx+1)dydx=y2x2 ・・・・・・(1)
yx=v とおく.すなわち
y=vx
これをx で微分すると
dydx=v+xdvdx
以上を(1)に代入すると
(v+1)(v+xdvdx)=v2
両辺を(v+1) で割ると
v+xdvdx=v2v+1
xdvdx =v2v+1−v
=v2−v(v+1)v+1
=v2−v2−vv+1
=−vv+1
この式を整理すると
v+1vdv=−1xdx
(1+1v)dv=−1xdx
両辺を積分すると
∫(1+1v)dv=−∫1xdx+C
(ただしCは任意定数)
v+log|v|=−log|x|+C
log|v|+log|x|=C−v
また,対数の性質より
log|vx|=C−v
loge=1 より,右辺を次のように変形する.
log|vx| =(C−v)loge
=logeC−v
したがって
|vx|=eC−v
vx=±eC−v
vx=±eCe−v
v を元( v=yx )に戻し,±eC=A≠0 とおくと
y=Ae−yx ・・・・・・(2)
(2)において,A=0 とすると
y=0 ・・・・・・(3)
となる.(3)は与式の部分方程式の解ととなる.
したがって,(2)はA=0も含めて微分方程式の解となる.
以上より,微分方程式の解は
y=Ae−yx (ただしA は任意定数)
となる.
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最終更新日: 2023年6月19日 -->