偏微分の基礎
■問題
次の関数を偏微分せよ.
z=√3x−4y
■答
∂z∂x=32√3x−4y,∂z∂y=−2√3x−4y
■ヒント
平方根を累乗根の指数形である(3x−4y)12に変形し,合成関数の微分を行う.
偏導関数の定義を用いて偏微分する.
■解説
平方根を累乗根の指数に変形する.
指数が有理数の場合も参照.
z=√3x−4y=(3x−4y)12
u=3x−4y
とおくと,
z=u12
微分する.
dzdu=12⋅u12−1
=12u−12
=12√u(指数が有理数の場合も参照.)
偏導関数の定義より,
y
を定数とみなして
x
で微分する.
∂u∂x=3⋅1⋅x1−1=3
dzdu⋅∂u∂x=12√u⋅3
u=3x−4y
を代入する.
∂z∂x=32√3x−4y
偏導関数の定義より,
x
を定数とみなして
y
で微分する.
∂u∂y=−4⋅1⋅y1−1=−4
dzdu⋅∂u∂y=12√u⋅(−4)
u=3x−4yを代入する.
∂z∂y=−2√3x−4y
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最終更新日:
2023年8月24日