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次の関数を偏微分せよ.
z=tan−1√xy
∂z∂x=12(x+y)√xy
∂z∂y=−√xy2(x+y)
合成関数の微分を用いて偏微分する.
微分の際は
tan−1x
の微分の公式を用いる.
定義域は,xy≥0 より,{x≥0y>0 および{x≤0y<0である.
z=tan−1√xyである. を以下のような合成関数と考える.
z=tan−1u
u=√v=v12
v=xy
dzdu ,dudv ,∂v∂x ,∂v∂y を計算する.
dzdu=11+u2
dudv=12v−12=12√v
∂v∂x=1y
∂v∂y=−xy2
以上より
∂z∂x=dzdududv∂v∂x=11+u212√v1y=11+xy12√xy1y=12(x+y)√xy
∂z∂y=dzdududv∂v∂y =11+u212√v(−xy2)=11+xy12√xy(−xy2)=−√xy2(x+y)
となる.
{x≤0y<0の場合,以下の微分は注意が必要である.
∂∂x√xy=∂∂x√−x−y=∂∂x√−x√−y=1√−y121√−x(−1)=−12√xy=−12√−x√−y=−12√−x√−y√−y√−y=−12(−y)√−x−y=12y√xy
∂∂y√xy=∂∂x√−x−y=∂∂x√−x√−y=√−x(−12)1−y√−y(−1)=−√−x2y√−y=−12y√xy=−12y√xy√xy√xy=−12yxy1√xy=−x2y2√xy
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学生スタッフ作成
最終更新日: 2023年9月5日