偏微分を含む証明
■問題
次のことを証明せよ.
ならば
である.
■ヒント
の右辺と左辺をそれぞれ式変形し同じ形になることを示す.
左辺は,
を
でそれぞれ偏微分し,2式を連立させる.
このとき,合成関数の微分を用いる.
右辺は,
を代入し,対数の性質
と累乗根の性質
を利用して変換した後,指数関数の底の変換を行う.
■解説
[1]
左辺 に関して
とおくと
(対数の微分を参照)
まず,をで偏微分すると
合成関数の微分より
次に,
を
で偏微分すると,
合成関数の微分より
よって,左辺は
・・・・・・(1)
[2]右辺に関して
より
対数の性質より
指数と対数の関係より
よって,右辺は
・・・・・・(2)
(1),(2)
より,
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最終更新日:
2023年8月25日