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空間座標上の3点A(2,1,2)A(2,1,2) ,B(1,3,1)B(1,3,1) ,C(1,−1,2)C(1,−1,2) を頂点とする三角形の面積を求めよ.
√212√212
三角形の面積の公式
12√|⟶AB|2·|⟶AC|2−(⟶AB·⟶AC)212√∣∣∣−−→AB∣∣∣2⋅∣∣∣−−→AC∣∣∣2−(−−→AB⋅−−→AC)2
を使う.あるいは
ベクトル→AB×→AC−−→AB×−−→ACの大きさ は,→AB−−→AB と→AC−−→AC を2辺とする平行四辺形の面積となることを利用する. (外積の定義を参照)
平行四辺形の面積をSS とすると
S=|→AB×→AC|S=∣∣∣−−→AB×−−→AC∣∣∣
となり,三角形の面積は
S2=|→AB×→AC|2S2=∣∣∣−−→AB×−−→AC∣∣∣2
となる.→AB=(ax ,ay ,az) ,→AC=(bx ,by ,bz) のとき
→AB×→AC=(aybz−azby ,azbx−axbz ,axby−aybx)
(外積の成分表示を参照)
となる.
→AB ,→AC の成分を求めると
→AB=→AO+→OB=→OB−→OA =(1,3,1)−(2,1,2)=(−1,2,−1)
→AC=→AO+→OC=→OC−→OA =(1,−1,2)−(2,1,2)=(−1,−2,0)
となる.
|⟶AB|2=(−1)2+22+(−1)2=6
|⟶AC|2=(−1)2+(−2)2+02=5
⟶AB·⟶AC=(−1,2,−1)⋅(−1,−2,0)=1−4=−3
これらの値を使うと三角形の面積は公式より
12√6×5−(−3)2=√212
となる.
次は,外積を使った方法で三角形の面積を求めてみる.
まず,外積→AB×→AC を求める.
→AB×→AC=(aybz−azby ,azbx−axbz ,axby−aybx) より
aybz−azby=2×0−(−1)×(−2)=2
azbx−azbx=(−1)×(−1)−(−1)×0=1
axby−aybx=(−1)×(−2)−2×(−1)=4
→AB×→AC=(2,1,4)
となる.
よって,平行四辺形の面積 S=|→AB×→AC| は
|→AB×→AC|=|(2,1,4)|=√22+12+42=√21
となり,求める三角形の面積は
S2=|→AB×→AC|2=√212
となる.
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学生スタッフ
最終更新日:
2023年2月17日