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微分演算子の線形性

導関数の基本式Ⅰ微分演算子 Dを用いて表すと以下のようになる.

1 D{c}=0 {c}=0 参照ページ
2 D{cf(x)}=cD{f(x)} {cf(x)}=c{f(x)} 参照ページ
3 D{f(x)±g(x)}=Df(x)±Dg(x)   {f(x)±g(x)}={f(x)}±{g(x)} 参照ページ 
4 D{f(x)g(x)}={Df(x)}g(x)+f(x){Dg(x)}   {f(x)g(x)}={f(x)}g(x)+f(x){g(x)}   参照ページ
5 D{1f(x)}=Df(x){f(x)}2 {1f(x)} =f(x){f(x)}2 参照ページ 
6 D{f(x)g(x)}={Df(x)}g(x)f(x){Dg(x)}{g(x)}2   {f(x)g(x)}={f(x)}g(x)f(x){g(x)}{g(x)}2   参照ページ 

2,3より微分演算子D線形である.

D{ky}=kDy  

D2{ky}=DD{ky}=D{Dky}=D{kDy}=k{D(Dy)}=kD2y

Dn{ky}=kDny  

となる.

f(D)  は多項式であるので

f(D){ky}=kf(D)y  ・・・・・・(1)

が成り立つ.

D{y+z}=Dy+Dz  

D2{y+z}=D{D(y+z)}=D{Dy+Dz}=D{Dy}+D{Dz}=D2y+D2z

Dn{y+z}=Dny+Dnz  

となる.

f(D)多項式であるので

f(D){y+z}=f(D)y+f(D)z  ・・・・・・(2)

が成り立つ.

(1)(2)よりf(D)線形である.

 

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学生スタッフ作成
最終更新日: 2023年6月22日

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