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x2−2xy+3y2=8
与式を変形すると
x2−2xy+3y2−8=0 ・・・・・・(1)
となり
f(x,y)=x2−2xy+3y2−8 ・・・・・・(2)
とおく.
(2)を偏導関数の定義より, y を定数とみなして x で微分する.
fx=∂∂xf(x,y)
=∂∂x(x2−2xy+3y2−8)
=2x−2y
よって,fx(x,y)=0となるのは
y=x ・・・・・・(3)
ときである.(3)を(1)に代入して,
x2−2x·x+3(x)2−8=0
x2−2x2+3x2−8 =0
2x2 =8
x2 =4
x =±2
故に極値をとる候補は, y=x の関係から, (2,2),(−2,−2) の2点となる.
次に,上記2点(y′=0 ,言い換えると,fx(x,y)=0 )における y″ を求める.この場合
y″=d2ydx2=−fxxfy ・・・・・・(4)
の関係がある.(関数の極値の定理2を参照)
fxx=∂∂xfx =∂∂x(2x−2y)=2 ・・・・・・(5)
fy=∂∂y(x2−2xy+3y2−8) =−2x+6y ・・・・・・(6)
(5),(6)を(4)に代入する.
y″=−2−2x+6y =1x−3y
(2,2) のとき y″ は
y″=12−3·2 =12−6 =−14
よって
y″<0
(−2,−2) のとき y″ は
y″=1−2−3·(−2) =1−2+6 =14
よって
y″>0
以上から, x=−2 のとき,極小値 −2 をとり, x=2 のとき,極大値 2 をとる.
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学生スタッフ作成
最終更新日: 2023年9月17日