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x2y−xy2+128=0
x=4 のとき,極小値 8 をとる.
f(x,y)=x2y−xy2+128 ・・・・・・(1)
とおく.
(1)を偏導関数の定義より, y を定数とみなして x で微分する.
fx =∂∂xf(x,y)
=∂∂x(x2y−xy2+128)
=2xy−y2
=(2x−y)y
よって,fx(x,y)=0となるのは
y=0,2x
しかし,y=0 の時,与式を満たさないので, y=2x である.
この関係を与式に代入して,
x2·2x−x·(2x)2+128 =0
2x3−4x3+128 =0
−2x3+128 =0
x3 =64
x =4
故に極値をとる候補は, y=2x の関係から,点 (4,8) となる.
次に,上記点(y′=0 ,言い換えると,fx(x,y)=0 )における y″ を求める.この場合
y″=d2ydx2=−fxxfy ・・・・・・(2)
の関係がある.(関数の極値の定理2を参照)
fxx =∂∂xfx=∂∂x{(2x−y)y}=2y ・・・・・・(3)
fy =∂∂yf(x,y)=∂∂y(x2y−xy2+128)=x2−2xy ・・・・・・(4)
(3),(4)を(2)に代入する.
y″ =−2yx2−2xy
(4,8) のとき y″は
y″ =−2·842−2·4·8 =−1616−64 =−28−48 =712
よって
y″>0
以上から, x=4 のとき,極小値 8 をとる.
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学生スタッフ作成
最終更新日: 2023年9月17日