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x3−12xy+2y3=0
x=4 のとき,極大値 4 をとる.
f(x,y)=x3−12xy+2y3 ・・・・・・(1)
とおく.
(1)を偏導関数の定義より, y を定数とみなして x で微分する.
fx=∂∂xf(x,y) =∂∂x(x3−12xy+2y3) =3x2−12y
よって,fx(x,y)=0となるのは
3x2−12y=0
y=14x2 ・・・・・・(2)
この関係を与式に代入して
x3−12x·14x2+2·(14x2)3=0
x3−3x3+264x6 =0
−2x3+132x6 =0
64x3−x6=0
x3(64−x3) =0
{x3=064−x3=0
x =0,4
故に極値をとる候補は,(2)の関係から
x=0 のとき
y=14·02=0
x=4 のとき
y=14·42 =4
となり, (0,0),(4,4) の2点となる.
次に,上記2点(y′=0 ,言い換えると,fx(x,y)=0 )における y″ を求める.この場合
y″=d2ydx2=−fxxfy ・・・・・・(3)
の関係がある.(関数の極値の定理2を参照)
fxx=∂∂xfx =∂∂x(3x2−12y) =6x ・・・・・・(4)
fy=∂∂yf(x,y) =∂∂y(x3−12xy+2y3) =−12x+6y2 ・・・・・・(5)
(4),(5)を(3)に代入する.
y″=−6x−12x+6y2 =−x−2x+y2 =x2x−y2
(0,0) のとき y″は
y″=02·0−02=0
よって
y″=0
(4,4) のとき y″は
y″=42·4−42 =48−16 =−48 =−12
よって
y″<0
以上から, x=4 のとき,極大値 4 をとる. (0,0) は特異点である.
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学生スタッフ作成
最終更新日: 2023年9月17日