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x4+4x2+3y3−2y=0
x=0 のとき,極小値 0 をとり, x=0 のとき,極大値 √23,−√23 をとる.
f(x,y)=x4+4x2+3y3−2y ・・・・・・(1)
とおく.
(1)を 偏導関数の定義より, y を定数とみなして x で微分する.
fx=∂∂xf(x,y) =∂∂x(x4+4x2+3y3−2y) =4x3+8x=0
よって,fx(x,y)=0となるのは
4x3+8x =0
x3+2x =0
x(x2+2) =0
{x=0x2+2=0 ⋯⋯(2)
(2)から
x2 =−2
となり,これを満たす x はない.
以上から,fx(x,y)=0を満たすx は x=0 となる.
x=0を与式に代入すると
04+4·02+3y3−2y =0
3y3−2y =0
y(3y2−2) =0
{y=03y2−2=0 ⋯⋯(3)
3y2 =2
y2 =23
y =±√23
故に極値をとる候補は, (0,0),(0,√23),(0,−√23) の3点となる.
次に,上記3点(y′=0 ,言い換えると,fx(x,y)=0 )における y″ を求める.この場合
y″=d2ydx2=−fxxfy ・・・・・・(4)
の関係がある.(関数の極値の定理2を参照)
fxx=∂∂xfx =∂∂x(4x3+8x) =12x2+8 ・・・・・・(5)
fy =∂∂y(x4+4x2+3y3−2y) =9y2−2 ・・・・・・(6)
(5),(6)を(4)に代入して
y″ =−12x2+89y2−2
(0,0) のとき y″ は,
y″=−12·02+89·02−2 =−8−2 =82 =4
よって
y″>0
(0,√23) のとき y″ は
y″ =−12·02+89·(√23)2−2 =−89·23−2 =−86−2 =−84 =−2
よって
y″<0
(0,−√23) のとき y″ は
y″=−12·02+89·(−√23)2−2 =−89·23−2 =−86−2 =−84 =−2
よって
y″<0
以上から, x=0 のとき,極小値 0 をとり, x=0 のとき,極大値 √23,−√23 をとる.
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最終更新日: 2023年9月18日