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y″−5y′+6y=0 (初期条件:y(0)=1,y′(0)=0)
y=3e2t−2e3t
ラプラス変換の微分則を用いて解く
ラプラス変換すると
yL→Y(s)
y′L→sY(s)−y(0)
y″L→s2Y(s)−s⋅y(0)−y′(0)
となり,これらを式に代入
s2Y(s)−sy(0)−y′(0)−5(sY(s)−y(0))+6Y(s)=0
初期条件より
s2Y(s)−s−5(sY(s)−1)+6Y(s)=0
(s2−5s+6)Y(s)=s−5
Y(s)=s−5(s−2)(s−3)
ここで,部分分数分解をする.
Y(s)=k1s−2+k2s−3
k1=lims→2(s−2)s−5(s−2)(s−3)=3
k2=lims→3(s−3)s−5(s−2)(s−3)=−2
よって
Y(s)=3s−2−2s−3
逆ラプラス変換をする ⇒ラプラス変換表はこちら
y=3e2t−2e3t
定数係数線形同次微分方程式の解法を用いて解く.
λ2−5λ+6=0
より
(λ−2)(λ−3)=0
λ=2,3
よって一般解は
y=C1e2t+C2e3t (ただしC1,C2 は任意定数)
y′=2C1e2t+3C2e3t
初期条件より
y(0)=C1+C2=1 ・・・・・・(1)
y′(0)=2C1+3C2=0 ・・・・・・(2)
(1),(2)より
C1=3,C2=−2
よって
y=3e2t−2e3t
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最終更新日: 2023年6月6日