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y″−2y′+y=0
(初期条件:y(0)=2,y′(0)=3)
y=tet+2et
ラプラス変換の微分則を用いて解く.
ラプラス変換すると
yL→Y(s)
y′L→sY(s)−y(0)
y″L→s2Y(s)−s⋅y(0)−y′(0)
となり,これらを式に代入
s2Y(s)−sy(0)−y′(0)−2(sY(s)−y(0))+Y(s)=0
初期条件より
(s2−2s+1)Y(s)−2s+1=0
Y(s)=2s−1(s−1)2
ここで,部分分数分解をする.
Y(s)=k1(s−1)2+k2s−1
k1(s−1)2+k2s−1=2s−1(s−1)2
k2s+k1−k2(s−1)2=2s−1(s−1)2
分子を係数比較すると
k1=1,k2=2
よって
Y(s)=1(s−1)2+2s−1
逆ラプラス変換をする ⇒ラプラス変換表はこちら
y=tet+2et
定数係数線形同次微分方程式の解法を用いて解く.
λ2−2λ+1=0
より
(λ−1)2=0
λ=1
よって一般解(ここを参照)は
y=(C1−C2t)et (ただしC1,C2 は任意定数)
y′=(C1−C2t)et−C2et
初期条件より
y(0)=C1=2 ・・・・・・(1)
y′(0)=C1−C2=3 ・・・・・・(2)
(1),(2)より
C1=2,C2=−1
よって
y=tet+2et
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最終更新日: 2023年6月6日