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y″−10y′+29y=0
(初期条件:y(0)=−1,y′(0)=0)
y=e5t(−cos2t+52sin2t)
ラプラス変換の微分則を用いて解く
ラプラス変換をすると
yL→Y(s)
y′L→sY(s)−y(0)
y″L→s2Y(s)−s⋅y(0)−y′(0)
となり,これらを式に代入
s2Y(s)−sy(0)−y′(0)−10(sY(s)−y(0))+29Y(s)=0
初期条件より
s2Y(s)+s−10(sY(s)+1)+29Y(s)=0
(s2−10s+29)Y(s)+s−10=0
Y(s)=−s+10s2−10s+29
Y(s)=−s+10(s−5+2i)(s−5−2i)
ここで,部分分数分解をする.
Y(s)=k1s−5+2i+k2s−5−2i
逆ラプラス変換をする ⇒ラプラス変換表はこちら
y=−2−5i4e(5−2i)t−2+5i4e(5+2i)t
=−14e5t{(2−5i)e−2it+(2+5i)e2it}
オイラーの公式より
y=−14e5t{(2−5i)(cos2t−isin2t)+(2+5i)(cos2t+isin2t)}
=−14e5t{(2−5i+2+5i)cos2t+(−2+5i+2+5i)isin2t}
=−14e5t(4cos2t−10sin2t)
=e5t(−cos2t+52sin2t)
定数係数線形同次微分方程式の解法を用いて解く.
λ2−10λ+29=0
より
λ=5±2i
よって一般解は
y=e5t(C1cos2t+C2sin2t) (ただしC1,C2は任意定数)
y′=5e5t(C1cos2t+C2sin2t)+e5t(−2C1sin2t+2C2cos2t)
初期条件より
y(0)=C1 ・・・・・・(1)
y′(0)=5C1+2C2 ・・・・・(2)
(1),(2)より
C1=−1,C2=52
よって
y=e5t(−cos2t+52sin2t)
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最終更新日: 2023年6月6日