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次の問題を積分せよ(不定積分).
∫sin3xsin5xdx
−116sin8x+14sin2x+C (C は積分定数)
三角関数の積和の公式を用い,積分公式が使える形に式を変形する.
基本となる関数の積分 より
∫cosxdx=sinx+C (C は積分定数)
の公式を用いる.
cosの加法定理 より
cos(3x+5x)=cos3xcos5x−sin3xsin5x ・・・・・・(1)
(三角関数の積和の公式の導出を参照)
cos(3x−5x)=cos3xcos5x+sin3xsin5x ・・・・・・(2)
(1)-(2) より
cos(3x+5x)−cos(3x−5x)=−2sin3xsin5x
sin3xsin5x=−12{cos8x−cos(−2x)}
ここで,cos(−x)=cosx なので(三角関数の関係式を参照)
sin3xsin5x=−12(cos8x−cos2x)
となる.(三角関数の積和の公式を参照)
与式=∫−12(cos8x−cos2x)dx
=−12(∫cos8xdx−∫cos2xdx)
(−12を積分記号∫ の前に移せるのは, 不定積分の基本式を参照)
=−12(18sin8x−12sin2x)+C
(方針の公式 にあてはめる)
=−116sin8x+14sin2x+C
求まった答え −116sin8x+14sin2x+C を微分し,積分前の式 sin3xsin5x に戻ることを確認しなさい.
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学生スタッフ作成
最終更新日:
2023年11月24日