問題を解くのに必要な知識を確認するにはこのグラフ図を利用してください.

sinx=t と置換する方法

■問題

次の問題を積分せよ(不定積分).

sinxcosxdx

■答

14cos2x+CC は積分定数)

あるいは

12sin2x+C

でもよい.

■ヒント

置換積分法より

f(x)dx=f(x)dxdtdt =f(g(t))g(t)dt ・・・・・・(1)

基本となる関数の積分 より

xdx=11+ax1+a+C ・・・・・・(2)  ( C は積分定数)

の公式を用いる.

■解説

sinx=t ・・・・・・(3)

とおいて,置換積分する.置換積分の詳細は置換積分法を参照

dtdx=cosx →  dt=cosxdx ・・・・・・(4)

sinx  を微分すると cosx になるのは,ここ を参照)

与式に(3),(4)を用いて置換積分する.

cosx·sinxdx =tdt

方針の公式(2)を利用する.

=12t2+C

はじめに(3)とおいているので,元に戻す.

=12sin2x+C

これは,2倍角の公式によって求まった答 14cos2x+C と異なっているが, 12sin2x+C を変形すると 14cos2x+C になる.

半角の公式の 1番目の式より

12sin2x+C =12(1cos2x2)+C

=14cos2x+14+C

ここで, 14+C も任意の定数となるので, 14+C を改めて C とかき直す.

=14cos2x+C

よって,このことから, sinx=t とおいて置換積分する方法でも解くことができる.

 

■確認問題

求まった答え 12sin2x+C14cos2x+C を微分し,積分前の式 sinxcosx に戻ることを確認しなさい.

 

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学生スタッフ作成
最終更新日: 2025年3月7日

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