問題を解くのに必要な知識を確認するにはこのグラフ図を利用してください.

定積分の問題

■問題

次の問題を積分せよ(定積分).

2 5 1 2xlog2x dx  

■答

1 2 log( log10 2log2 )  

■ヒント

定積分の基本式より,定理

a b f( x )dx= [ F( x ) ] a b =F( b )F( a )  

置換積分法より

a b f( x ) dx= α β f( g( t ) ) g ( t ) dt  

を用いる.

■解説

あらかじめ, 1 2xlog2x dx  を求めておく.  

log2x=t  ・・・・・・(1)

とおいて置換積分をする.

dt dx = 1 x   ∴ dt= 1 x dx  ・・・・・・(2)

log2x を微分すると 1 x になるのは微分 log x  を参照)

与式 = 1 2 1 log2x 1 x dx  

= 1 2 1 t dt  

上の式に(1),(2)を代入する

= 1 2 logt+C  

基本となる関数の積分を参照)
C は積分定数)

ここで, log2x=t と置換していることより

x=2  のとき  t=log4 x=5  のとき  t=log10

よって

2 5 1 2xlog2x dx= log4 log10 1 2 1 t dt = 1 2 [ logt ] log4 log10  

置換積分法を参照)

となる.

与式 = 1 2 [ logt ] log4 log10  

= 1 2 log log10 log log4  

= 1 2 log( log10 log4 )  

log a R S = log a R log a S の証明を参照)

= 1 2 log( log10 log 2 2 )  

= 1 2 log( log10 2log2 )  

log a R t =t log a R の証明を参照)

 

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学生スタッフ作成
最終更新日: 2023年11月23日

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