次の微分方程式の一般解を求めなさい.
dydx+xy=−xy3
y=±1Cex2−1 (Cは任意定数)
y′+P(x)y=Q(x)yn (n≠0,1)
z=y1−nとおいて,これを xと zの微分方程式に書き換えれば,線形微分方程式になる.
(⇒詳しくはこちら)
dydx+xy=−xy3 ・・・・・・(1)
z=y−2 ・・・・・・(2)
とおき,(2)式をxで微分すると
z′=−2y−3y′
z′=−2y3y′
この式の両辺に−12y3 をかけ,左辺と右辺を入れ換え ると
y′=−12y3z′
これを(1)式に代入すると
−12y3z′+xy=−xy3
この式の両辺を−y3で割ると
12z′−xy2=x
さらに両辺に2をかけると
z′−2xy2=2x ・・・・・・(3)
z=y−2=1y2なので(3)式に代入すると
z′−2xz=2x
線形微分方程式の一般解の公式を利用する
線形微分方程式
y′+P(x)y=Q(x)
の一般解は
y=e−∫Pdx(∫Qe∫Pdxdx+C) (Cは任意定数)
このことを利用すると
z=e∫2xdx(∫2xe−∫2xdxdx+C)
積分すると
z=ex2(∫2xe−x2dx+C)
⇒積分方法はこちら
=ex2(−e−x2+C)
=Cex2−1
z=1y2 を代入すると
1y2=Cex2−1
したがって
(Cex2−1)y2=1
y2=1Cex2−1
y=±1Cex2−1
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最終更新日: 2024年10月7日
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